水分計を使って分かったピザの真実…?

大学を卒業して日本で就職をしましたが、その会社が海外との取引を積極的に行うようになったので、勤め始めて数年もたっていないのにイタリアに赴任することになりました。
周囲の友人は海外勤務なんてうらやましいといってくれましたが、今まで海外に旅行に行ったこともなく、白米があればおかずがいらないという人種なので不安に感じていました。
食べ物が合わない土地で独り暮らしをすることに不安を感じる一方で、何とかやってみようという挑戦心を抱いて向かいました。

焼いたピザを測定

イタリアでの生活は想像していたよりも快適で、まず現地の人たちの明るさが、日本を離れた寂しさを癒してくれました。
根っから明るい性格の人達が多いですし、言葉が通じなくてもジェスチャーで伝えられることは良かったです。
そして心配していた食事に関しても、本場のイタリアンは野菜をふんだんに使っているのでとても美味しく、脂っこさがないところが気に入りました。
特にピザは本場だというだけあって美味しくて、毎日食べても飽きることがありません。
チーズがたっぷり使われていても胃もたれをすることがなく、際限なく食べられるのではないかと考えるほどです。
イタリアのピザは日本のものと比べて、生地が薄いのですが割れることなくしっとりした感じが残っています。
生地をこねるときの小麦粉の性質や水分量が気になったので、ある時、店主に断って水分計を使わせてもらうことにしました。
焼いたピザの生地なのに、水分計が反応したときには驚きました。

焼いた生地にも水分はある!

行きつけのレストランでは、レンガで専用の窯を組んでいて、そこでピザを焼いてくれます。
かなり高温になっているので、生地を入れると一瞬にして膨れ上がりチーズもとろけるくらいになっています。
そのため生地をこねるときに水分を含ませた場合でも、窯の中に入れると一瞬で蒸発をしているだろうと考えていました。
しかし水分計を使ってみると反応をして、まだ水分が含まれていることが数字としてデータになってあらわれたので、焼いた場合でも残っていることがわかりました。
店主にその秘訣を聞いてみたいと考えましたが、それが店外不出の秘密になっているようです。
確かにイタリアには美味しいピザを食べさせてくれるお店は多いですが、それぞれ生地の見た目や歯ざわりが異なります。
店主それぞれが趣向をこらして、長い研究の末にたどり着いたものですから、水分計で計って分析をしようとしても同じものを簡単に作ることは不可能に違いないと感じました。

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